愚痴
すっかり夏めいてきた。 先週から、蝉の声が聞こえるようになった。 夏は好きだ。 強い日差しの下を一人っきりで歩いていると、 ゆらゆらと浮遊しているような気分になる。 夜も薄着で十分になって、 何だか身軽になったような気がする。 ぬるい空気に包まれ…
人生には何度分かれ道があるのであろうか。 恐らくいたるところに、無数に、そして永遠に、 選択の繰り返しなのである。 しかし、選択肢とは、突然現れるように見えて、 作り出しているのは自分自身の行いの中間結果であり、 自分自身の可能性、 或いは、自…
8月15日、北京ではオリンピックたけなわではあるが、 日本人として、忘れてはならない日であろう。 昭和20年8月15日、ポツダム宣言受諾、 無条件降伏により、 長く辛い戦争は、これにて終わった、ことになっている。 それにしても、終戦記念日とはまた巧い日…
昨晩の夢の話である。 他人の夢の話というのは、 退屈極まりないものというのが相場である。 よって、誰に向かって話すものでもない。 以下の駄文は、単なる、私的な覚書のような、吐露のようなものである。 足の指がもげた。 爪の色がほとんど真っ黒に近い…
疲れた。 何もしていないに 等しい時間の中で、 何が疲れているのか、 わからないけれど、 もう、疲れた。 目を閉じても、 何か、 見たくない、 考えたくない、 言葉にしたくない、 怖いことで、 身体が縛られるように、 凝り固まってしまう。 だから、眠る…