サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

新聞、読んでますか。

こんばんわ。
今日は金曜日なので、ちょっと長くなりました。

新聞、取ってますか。
このブログの共通テーマには、「テレビ」はあっても「新聞」はないみたい。
(「ラジオ」もない。)

すっかり、ニュース速報については、ウェブサイトのほうが優勢なのかな。
けれど、紙に印刷された活字には、ネットにはない魔力が備わっていると思う。
私の中に、ネット上の言葉に対する不信感があるのかも。

新聞の文章は、単なる事実の描写を記述しているだけではない。
事実の断片から、類推される背景を導き出したり、意見を提言したり、
情報の見せ方に、新聞を作る側の思想・信条が含まれている。
日本の新聞は、欧米ほど明確に方向性が分かれていないと言われているが、
大なり小なり偏向はあることは、誰もが知っていると思う。

私は、言葉の中に、隠された、無意識の偏りが無いかどうか、
いつも意識して読むようにしている。
ツッコミどころを探しているという感じ。
偏りが悪いわけではないが、無自覚に接していると、
なんとなく染まってしまうのが怖い。
それこそが、活字の魔力なのではないかと思う。

と、さんざん言いつつ、私は自宅では新聞を取っていない。
職場で、朝日、読売、日経を斜め読みする程度である。
(しかも、最近は朝日を読んでいない。)

私の読み方は以下のとおり。
一面は、気になる単語が無ければ、チラッと見るだけ。
朝日であれば「折おりの詩」は読む。
政治欄も基本はチラッとだけ。
首相や官邸の動向を見るくらい。
国際欄は新聞によって違うことが多いので、比較的時間を割く。
日本では考えられないような、ビックリ事件に出会えたりする。
株価とスポーツ欄は、ほとんど読まない。
スポーツ文化には興味があるが、それぞれのゲームには興味がないので。
株も同じく、今のところ興味なし。

一方で、生活欄、文化欄は必ず目を通している。
各紙、バラバラだから。
日経の文化欄左上にある、芸術作品解説が好きだ。
社会欄も面白い。
たまに、下の方に小さく、個人の三行広告がある。
きっと、新聞に掲載を依頼するほどの事が起きているのだろう。
波乱万丈に違いない。
また、企業のお詫び広告も、面白い。
畏まった文面に、駄洒落と思われる商品名が記載されているのは、不思議な光景である。
最後が広告欄。これまたなかなか面白い。
広告欄は、新聞にとって最大の商品であるが、
その時代の風俗が反映されていると思う。
詳しく検証してみたいものだ。
さらに、雑誌広告は、電車の吊広告とほぼ同じだが、
これさえ読めば、本誌を買う必要はほどんどない。
気になるヘッドラインがあれば、後日、詳細を図書館で確認するだけだ。
最近「プレジデントファミリー」の広告が気になる。
「嫁にいける娘、いけない娘」はすごいと思った。冒険者である。

以上、総括すると、紙面の端っこを見回しているということか。
大体、一日に15分程度しか、新聞と向き合っていないくせに、えらそう。
第一、こんな読み方して、性格悪そう。
独り言も多くなりそう。
すでに手遅れかもしれない。。

冗長となった。
ここから先は、日を改めよう。