文房具語り。
更新にちと間が空いた。
今日は、帰りに古書店の特価品棚をチェック。
すでに図書館の本やら、仕事関係の本を4冊も抱えているくせに、
また、本屋に入ってしまう。重い。
ポーラ研究所発行の定期刊行物『化粧文化』を二冊購入。
最近、ここの本が出回っている様子である。
帰路、荷物が重くて、腕が抜けるかと思った。
ついでに、ペンケースを買い換える。
もう15年ほど使用していたものが、さすがに壊れ始めた。
メーカーもどこだかわからないし、買ったお店もすでに無いので、
同じものは入手不可能である。
とても使い易い形なんだけどねえ。
当時1500円した記憶がある。
買ったときは高いと思ったが、15年も使えば、
すでに減価償却は済んだと考えて良いだろう。
様々な苦難を共に潜り抜けてきた戦友でもある。
これまで受けてきた数々の筆記試験の全てに持参してきた。
今後は、隠居して自宅用のペンケースとして働いて頂きたい。
というわけで、新しいペンケースを探しに、
これまで、文房具を扱っている書店や、画材屋をいくつか見て回った。
だが、意外とこれだ、と思うものには出会えない。
それなりに良いものを買おうとは思っていたのに、
結局、今日は、598円の普通のペンケースを購入。
使用感次第では、また買い直すつもり。
見た目や感触は良いのだが、馴染めない気がする。
すでに、化粧ポーチへの転用を考えている。
化粧品は浅いケースの方が、出し易くて便利だと思うし、
ペンケースはそれにちょうど良いからな。
実は、ペンケースは、これまで何度か買い直そうと考えていた。
皮製で縦型のものにしてみたこともある。
しかし、形が悪いのか、非常に使いづらい。
私は、専らシャープペンシルと消しゴムを使うので、
ペン専用ケースでは、消しゴムと芯が入れられないのだ。
こういう文房具は、男性にファンが多い気がする。
『ペン』や『ブルータス』あたりは、文房具を特集することがあるが、
紹介されているのは、カッコ良くて高いものが多く、使い勝手はよくわからない。
伝統とか、秘話とか、職人技とか、つまりモノ語りになっている。
腕時計特集と同じだな。
そういうのも嫌いではないが、眺めるだけだ。
かといって、女性向けと思われる雑誌で登場する文房具も、
フランス製だかイギリス製の輸入品が多い。
オリーブ少女と同じで、雑貨感覚である。
ビジネス系の場合は、少々異なるが、今度は尖がってしまって、
えらく高価であったり、特に使う場面がなさそうなものになる。
私だって、文房具は好きであるが、ベクトルがちょっと違うみたいだ。
ファンシーなキャラクターモノは好きでない。というか、嫌い。
アフタヌーンティールームのような乙女雑貨は、
ファッションアイテムであって、文具ではないと思っている。
鳩居堂で取り扱っているような和風は好みではない。
となると、丸善か伊東屋が妥当なのだが、見つからない。
やたらボールペンや万年筆はある。
だから、ケースも、消しゴムのことなんて、考えていない形になる。
大人はシャープペンを使わないらしい。
私も、署名や小さなメモはペン書きが多いが、
帳面が大きなものは、シャープペンや鉛筆になる。
講義録や議事録は、まずシャープペンを使う。
シャープペン愛用者向けのケースもあれば良いのになあ。
小さなポケットがあるのが良いな。
折りたたみ式や紐で閉じるのでは、芯や消しゴムが落ちるので
きちんと口が閉じるもので、取り出すときは、大きく開いて欲しい。
しばらく、探し続けることになりそうである。
日経アソシエあたりで、その辺考察して頂きたい。
今日の一言。
でも、日経アソシエの特集記事は、使えそうで使えない。
個人差だとは思うけど。