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サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

収穫。

先週末から今日まで、神保町では古本祭が催されていた。
金曜の夜と日曜の午前、散策してきたので、
収穫物をメモメモ。

27日(金)
野瀬泰申『全日本「食の方言」地図』日本経済新聞社、2003年、700円
 タイトルの通り、地方による食べ物の呼び名や食べ方の違いを、
 HP上でアンケートを募り、集計した軽いコラム。
 よく酒の席で話題になるネタではある。
 すき焼きに、豚肉は邪道だ、とか。東京の醤油は辛い、とか。
 「日常の食事に対する保守性」については、意外と自覚されていないので、
 人の食べ方にけちをつける人にこそ、知ってもらいたい。

エリザベス・バダンテール『迷走フェミニズム新曜社、2006年、900円
 フェミニズム関係の本は他にもたくさんあったが、きりがない。
 バダンテールなら、抑えても損は無いかな、と思い一つだけ。

ヤスミン・クラウザー『サフランキッチン』新潮社、2006年、1000円
 新潮社のクレストブックは信頼しているので、確認不要で購入。
 装丁も良い。読むのが楽しみだ。

29日(日)
東理夫『クックブックに見るアメリカ食の謎』東京創元社、2000年、700円
 これも学術書ではないが、以前読んだ本の参考文献に挙がっていたと記憶している。
 自分のテーマに最も近い本。可及的速やかに確保及び入手した。

サハロフ『進歩・平和共存および知的自由』みすず書房、1969年、300円
 最近、T先生の影響を受けたのか、妙に旧ソ連知識人の本に目が行ってしまう。

『ヘディン中央アジア探検紀行全集 アジアの砂漠を越えて(上)(下)』
 白水社、2冊で800円
 西域探検紀行本も欲しくなる。深田久弥氏の名前を見たら買いだね。

ボーヴォワールボーヴォワール戦中日記』人文書院、1993年、300円
 まともに買うと4800円もするのである。ちょっと高くないか?

内田隆三『生きられる社会』新書館、1999年、100円
 同じ著者の新書を買ったときは新刊だったけど、
 今回は、中も見ないで購入。
 だって100円なんだもん。

森住卓『核に蝕まれる地球』岩波書店、2003年、300円
 岩波書店の報道写真ドキュメンタリーシリーズの一つ。
 小さな写真集ではあるが、核の議論の前に目を通せば、
 軽々しいことは言えなくなると思う。怖い。

『世界』岩波書店、1995年8月号、100円
 E.サイードと大江健三郎の対談が掲載されている。
 創刊50周年の頃の『世界』である。
 去年は創刊60周年だったので、ちょうど10年前だ。
 サイード氏は3年前に逝去。
 もうそんなに経つのか。

それにしても、ジャンルがバラバラである。
今回のポイントは、「ブックオフには無い本」なので、
少々お堅い本が多いのが特徴。
今後、岩波の報道写真集シリーズはそろえたい。

さっき、朝日新聞HPで知ったのだが、
来る10月30日に、白川静氏死去とのこと。
高齢ではあったとは言え残念である。合掌。
今年は阿部謹也氏、鶴見和子氏、木村尚三郎氏と
実績のある学者の訃報が続く。

今日の一言。
20世紀は終わったんだな。