サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

夜の聖橋。

最近、お茶の水近辺に行く機会が多い。
私は、お茶の水界隈の街全体の雰囲気が好きだ。
街を作る部分部分が人間サイズで、
何度も歩き回っても、飽きずにまた行きたくなる。

秋葉原お茶の水淡路町、神保町一体の地域は、
道は真っ直ぐではないし、坂道も多い。
電気街を離れると、急に人気が無くなる。
オフィスビルや小さな飲食店、ビジネスホテル、
コンビニ、ファーストフード店、珈琲ショップ等々ばかり。
ショッピングやカフェのような、人を引き付ける大型施設も無い。
番地も細かく分かれているので、迷い易いのではないかとも思う。
けれど、少し歩くとすぐに別の顔を見せる。
見たことあるような、でも初めてのような景色が、角を曲がるたびに現れる。
人も街も、影があった方が、長く付き合えるのではないか。