四角い街。
荷捌き用の通用口もまた、シャネルはシャネル。
銀座は、大通りと、平行して走る細い道が、
それぞれ違う顔を持っている。
大通りには、浮かれたおのぼりさん向けの顔をしているけど、
裏の細い通りは、ちょっとすました訳あり風。
街の性格は、目抜き通りと起伏によって変わる。
表参道や青山は、246を軸にガラス張りの建物が並んで、
ネックレスみたいにキラキラしている。
六本木ヒルズは、段々に重なったドレッサーの引き出しにお店が入っているみたい。
渋谷は坂道が張り巡らされていて蜘蛛の巣みたいに広がっている感じ。
銀座は直角に交差した街路が格子状に広がる四角い街。
格子状の筋に沿って立方体の建築がお菓子の箱みたい。
四丁目の交差点から一丁目方向には、
和光から始まって、木村屋、レカン、ザ・ギンザ、アップル、
ショーメ、カルティエ、シャネル、明治屋、ダロワイヨ。
その向い側は、三越、松屋、ルイ・ヴィトン、
伊東屋、ハリー・ウィンストン、ティファニーと、
和洋折衷古今東西変幻自在(?)の老舗が並ぶ。
細い道にも、ソニア・リキエルやハロッズ、ミキモト等など。
いずれも高級ブランドがずらり。
どれも、主張は様々だけれど、意外と調和しているのが不思議。
今日の一言。
明治屋がいつのまにか改装中。