サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

腕試し。

岡崎武志『読書の腕前』光文社新書を購入。
もったいないので、ゆっくりゆっくり読む。

私にとって本は酒に似ている。
心の垢を洗い流し、
目を開かせ、
衝撃を受け、
自分を恥じらい、
誰かと語り、
途中で止められなくなる。

本は読みすぎてもよくないと思う。
読んだ後は、その言葉、物語、世界が、
自分の体に染み入るまで何もしないでいる
時間が必要なのだ。
感じて、考えて、覚えて、
一旦忘れてしまうべし。

酒もまた当然ながら飲みすぎはよくない。
まず、二日酔い。そして、中毒。
悪酔いすれば、
悪態をつき、人を傷つけ、自分を貶めるだけ。

心を洗い流す妙薬であると同時に、
人生を失う劇薬でもある。

さて、今日は何を読もうか、何を飲もうか。
本も酒も、一人上手には欠かせない。