サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

パンとチーズとそして竹輪。

パンを語る 第25回 フジパン ちくわパン(フジ謹製)

イオン系スーパーにて、20%オフの86円で入手。

久しぶりです。

08022904フジパンのちくわパンを2割引の86円で購入.JPG

栄養成分(1個当たり)

253kcal、炭水化物 33.1g、たんぱく質 8.7g、ナトリウム 442mg、脂質 9.5g、食塩 1.1g

昨年の今頃も店頭で見かけたが、賞味したのは今回が初めて。

再登場とは、リピーターがついたと見た。

何しろ、アンパンやカレーパンと違い、他のメーカーには無いのである。

リピーターにならざるを得ない。

しかも袋パンとしては低カロリーで、脂質は低め。

ヘルシー志向?でありつつ、満足感は高めで、値段は手頃。

やるな、フジパン

筒状に焼いた魚のすり身の中にクリームチーズを挿入、

それをパン生地で巻いて、焼く。

えらく手数がかかっているような、そうでもなさそうな。

味は想像通り、甘めのパンと竹輪とチーズのハーモニー。

っつうか、そのまま。

フジパン自身、「謹製」と慎み深い態度であるが、

これは、やはり、B級グルメ、ジャンクフードと言わせてもらいたい。

その中でも、上等の部類であろう。

十分に堪能させて頂いた。

ブーランジェリー」と名乗るような店には存在してはならない。

そんな数多の袋パンたち。

新発売されては、ほとんどが、短期間で消えてゆく中、

この「ちくわパン」は、果たして、定番となることができるのであろうか。

行く末を見守っていきたい。

(見守るだけだけど)

そもそも、これをパンと名乗って良いものか。

お菓子でもないが、主食そのものでもない。

サンドイッチとも違う、調理パンというか、惣菜パンというか。

酒の肴のような、でも、甘めに仕上がっているせいか、そうでもない。

うむ、分類しがたい。

(以下、どうでも良い考察)

これらは、和食とは違う、日本人の食卓を表しているように考える。

和食と言うものを、

寿司にすき焼き、刺身、天麩羅、米、味、醤油、等々

多彩で、幅広い、日本人が長らく親しんできた食文化全体を指しているとすれば、

そうしたものとは違う、

現代の日本の食文化の一角を占める、

実は、ど真ん中でもある、

日本食 Japanese food、ではないだろうか。

特に若者、特に男子)にとっては、腹ごなしに欠かせないもの。

安くて、手軽で、全くヘルシーでなく、むしろ不健康そのもの。

すごーく美味しい、というわけでもないのに、

何故か時々無性に食べたくなるもの。

最近流行りの「食育」では、こうした食べ物をどう位置づけているのであろうか。

私たち日本人が食べてきたものを教育していくのであれば、

カレーライスも、メロンパンも、カップラーメンも教えるべきである。

でも、何か、無視されていそう。

今日の一言。

アメリカ人だったら好きになってくれそうな気がする。