サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

今週のお題「ふつうに良かった映画」を5つ。

昨日(2月23日)のアカデミー賞授賞式見られなかったけど、

ネットに上がっている写真とか動画をチェックしている。

いつものことながら、ファッションチェックが楽しい。

アナ・ケンドリックのピンク色のドレス良かったし、

ロザムンド・パイクの赤いドレスも良かった。

歌は聞けていないけど、

レディ・ガガの赤い手袋はどう見ても皿洗い用だった。

ケイト・ブランシェット

黒いドレスにターコイズブルーの首飾りは良かった。

さすがガラドリエル様である。

司会のニール・パトリック・ハリス氏はうまかったみたいだ。

ブリーフ一丁の瞬間、Twitterでどよめきが起きたのが分かったが、

あいにく、映画「バードマン」を見ていないので、

よくわからなかった。

作品賞も受賞したことだし、公開されたら見に行こうかと思う。

あと、まだフィフティ・シェイズ・オブ・グレイは見に行けてない。

 

さて、今週のお題である。

今週のお題は「ふつうに良かった映画」。

私は淀川長治氏がそうだったように、

おおむね、どんな映画も面白いところや良いところがあると考えている。

ものすごくどうしようもない映画も無いわけでは無いが、

そういうときは「完成させただけでえらいな」と思う。

 

というわけで、ふつうに良かった映画って何だろうと考えてみた。

映画館に何回も行ったり、DVDやブルーレイを買って何度も見たり、

思い入れがある作品とは違って、

「なんか、良いねー、これ、好きだなー」

と思うものをあげていこう。

 

1.ダイ・ハード(1988)

Die Hard (1988) on IMDb  

時々見ては、良いねーって思う。

ジョン・マクレーン最高。

ブルース・ウィリス以外考えられないキャスティングだと思う。

続編の2と3もそんな感じで好きだ。

4と5は微妙だ。

相当愛情を込めて見ないと辛いものがあった。

 

2.チャーリーズ・エンジェル(2000)

Charlie's Angels (2000) on IMDb  

マックGはこれで最高の仕事をしたと思う。

続編の「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」(2003)もセットで見たい。

ドリュー・バリモアキャメロン・ディアスルーシー・リューの3人が

キュートでセクシーで楽しそうなのが良い。

サントラも好き。

とにかく楽しい映画。

 

3.ゾディアック(2006)

Zodiac (2007) on IMDb  

最近では「ゴーンガール」や「ドラゴンタトゥーの女

90年代の「セブン」ファイトクラブ」といった、

オールタイムベスト入りな作品を作ってきたデヴィッド・フィンチャー

そのデヴィッド・フィンチャーの映画の中では、

言及されることが少ないように感じる。

気負いなく見て「へー、面白いな」と思う一本だ。

たまーに見たくなる。

主演のジェイク・ギレンホールが良い。

 

4.マーサの幸せレシピ(2001)

Martha no shiawase recipe (2001) on IMDb  

リメイク版ではなくてドイツ版の方が好きだ。

見てからずいぶん経っているし、

ストーリーもうろ覚えなのだが、

見終わったときに「良かったな」と思った記憶がある。

「幸せになるためのイタリア語講座」(2000)とも似た感触だった。

何度も見返したりはしていないけれど、

良かったな、好きだな、と思える映画。

派手さはないが、こういう映画にはなかなか出会えない。

 

5.変態男(2005)

Ordinary Man (2005) on IMDb  

タイトルがアレだが良かった。

確かにちょっと変態っぽいんだけど。

良い話なんだよ。

前のブログで感想を書いたことがあるが、

原題は「ordinary man」、つまり「普通の男」ってことで、

ふつうに見えても、いろんな人がいて、いろんな愛があるんだよ、

ってことだ。

「変態村」(2004)は全然違うから気を付けろ。

こっちは「ふつう」じゃないから。

 

以上5本。

 

気楽に見られて、見終わった後の気分の良さを基準にしてみたが、

書きながら考えたせいか、とっ散らかったリストになってしまった。

ほとんど2000年代前半の映画だった。

2015年の今から見ると、2000年以前の映画は、

少し古い映画の域に入ってくる。

だいたい、流行は10年単位で変わってくるので、

2000年代前半までが、「今」とつながっているかな、と思う。

 

私の場合ではあるが、古い映画は、

「よし、映画を見るぞ」と気合が入ってしまう気がする。

映画の世界には限らないが、

2005年以前だと、iphoneがないし、

1995年以前だと、インターネットもない状態がふつうだった。

電話だって、家庭に一台がふつうだったし、

テレビもブラウン管だ。

特殊効果やCGの技術の違いも大きい。

90年代以前になると、「そういう時代の映画」という

切り替えが必要になる感じがするのだ。

 

私の「ふつう」はこんな感じ。