サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

編集会議

ブックオフで、『編集会議』(宣伝会議)のバックナンバーを3冊購入。
時々気になる特集が組まれる雑誌ではあるが、
値段に対して、あまり読むところが無いので、
定価で買ったことは、一度しかない。
今回手に入れたバックナンバーの巻頭特集は、以下の通り。

2004年2月 2005年雑誌の流行
2004年4月 書店の未来
2005年10月 女性ファッション誌大研究

2004年は、NIKITAが創刊した年であった。
毎回、イカしたコピーでモードなファッションを
欲望全開で紹介してくれる。
マンガ連載があるのが、女性週刊誌っぽい。
そもそも『JJ』も、『女性自身』の別冊だか増刊が独立したものだし、
似たようなものか。

女性向け雑誌は、何を定期購読しているかによって、
その女性の生き方まで読める。

とんがってる女は、『Grazia』『Precious』あたりのファッションに
英字新聞や日経を電車で読んでいたりする。
「男には負けません。でも女捨てません」

バリキャリ一歩手前くらいだと、
Oggi』『Domani』『BAILA』などなどのファッションと一緒に、
ちょっと今後の人生を考えたりするのに、
『日経WOMAN』や『AERA』をついつい読む。
「資格とって転職したい」

もう少し若いと『With』『MORE』。
きっと学生時代は『nonno』読者。
「今の彼氏と結婚して良いのかなあ」

仕事より私生活重視になると『JJ』『Camcan』を筆頭とする赤文字雑誌
男向けモテ路線ファッション。
「今度の合コン、どうしよっかなあ」

モテ重視でも、ギャルの度合いによって、雑誌もちょっとずつ違う。
さらに、モード系+ギャル系で、『GLITTER』やら『PINKY』やら
ここまでくると、どう違うのか、わからない。
肌見せの、アメリカ西海岸サーファーファッションっぽい表紙が特徴。
「お手本は、ビヨンセ

地に足着いたOLは、『ku:nel』あたりの最近増殖しているエコ系。
雑貨少女の末裔。手作りオーガニックリネンをどう使うかが勝負だ。
「将来は雑貨店か、カフェ経営希望」

他、共通して読まれるのが
女子向けカタログ雑誌『Voce』『美的』などなどのコスメ誌。
ビューティとか言っても、つくりは『特選街』と同じだと思う。
「仕事は結構面白いけど、忙しくて肌荒れちゃうのよねー」

以上、私自身定期購読しているファッション雑誌は一つも無いが
勝手にモノローグつけてみた。

本当の探し物は、オレンジページのバックナンバーだったのだが、
全く見つからなかった。
料理関係の雑誌は、バックナンバーが出回りにくいので、
後々手に入れにくい。
オシャレ系雑誌は、ブックオフで出回る可能性が高いので、
あわてなくとも、じっくり探せば、どこかで捨て値がつけられていることが多い。

実は、こういった、『SPA!』とか、『Tokyowalker』のような、
消耗品的雑誌を後で読もうと思ったら、国会図書館くらいしか
所蔵していないので、結果として高くつく。
全く、困ったことである。

今日の一言。
今年の定期購読は『論座』に、ときどき『ELLEJapon』か『SPUR』
実践的な女子力がつかない。