サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

映画の裏ストーリー(バラいろダンディ 2014年11月14日(金))

実は、「バラいろダンディ」(TOKYOMX金曜夜9時~)を毎週チェックしている。


TOKYO MX * 「バラいろダンディ」

バラいろダンディは、バラエティ番組で生放送。

月曜日から金曜日まで毎日同じ時間に放映しているが、

私が見ているのは、「バラいろTHE MOVIE」のコーナーがある金曜日だけだ。

ローカル局なので、見られない地域も多い。

実は、スカイツリーのデジタル放送が始まる前は、

TOKYOMXは、神奈川の一部でしか見られなかった。

最近、GYAOで一週間無料配信を始めたらしい。

金曜日の映画コーナーは、映画ライターの高橋ヨシキさんが出ており、

ほか、水道橋博士や、ダイアナさんらのトークは面白い。

島田洋七が出ている理由は謎)

というわけで、

覚書も兼ねてここで「バラいろTHE MOVIE」で紹介された映画を上げておく。

 

11月14日(金) 名作に隠された「映画の裏ストーリー」特集

裏ストーリーやサブプロット、映画製作の裏話等など、何でもアリなテーマ。

表の物語は、流れを引っ張るエピソードの構成であり、

よく「あらすじ」に書いてあるお話はここの部分。

一方、裏の物語として、登場人物たちの思考や関係性の描写であり、

物語の深みをもたらし、観客の感情に訴える部分。

概ね「物語」にはこういう仕掛けがあるものだが、

映画の場合、映像や音楽、構成全体で仄めかすだけの場合もあり、

これが正解、という見方があるわけでもないので、

知らなくても良いことばかりでもある。

 

*1

*2

 

ほとんどの登場人物には、実在の人物のモデルがいる。

表:20世紀アメリカのイタリア系マフィアの抗争の歴史

裏:出自、血筋にこだわるイタリア系大家族の絆を巡る物語

  コッポラ監督がイタリア系であることのこだわりでもある。

高橋ヨシキ

  

主演アル・パチーノ他、マーロン・ブランド、ジェームス・カーン、

ロバート・デュバル、ジョン・カザールロバート・デ・ニーロ

ダイアン・キートン等など、豪華キャスト大河ドラマ

主題曲が有名な、とある家族の愛と憎しみの物語。

マフィアのドンパチものだから、という理由で見ないのはもったいないと思う。

3作とも良い出来で、パート2の出来が良い続編映画は珍しい。

(比べると3はちょっと落ちる感じはする)

 

 パート1で結婚式の撮影に使われた家が売りに出されているそうである。

 

CNN.co.jp : 映画「ゴッドファーザー」のボス邸宅、売りに 3億円超

 

フラッシュゴードンと、アメリカン・グラフティの組み合わせ

スペースオペラ」×「青春ドラマ」というわけだ。

父と息子の物語でもある。

高橋ヨシキ

 

見ればわかることだが、当時、どのような映画がヒットしていたとか、

監督や製作関係者が、どういう立場にあったかという背景は、

時間が経過するほどに失われていく情報である。

2014年の今、スターウォーズという映画は

ミッキーマウスハローキティと同列にある「キャラクター」の一つになった。

 

  • シャイニング(1980年)

表:主人公が幽霊によって狂気に囚われていく物語

裏:主人公のアルコール依存症と、子どもへの虐待を巡る物語

 (高橋ヨシキ

 

膨大な引用と解釈が可能なキューブリック作品は、

何度見ても面白い映画として、ファンも多い。

衣装やインテリアも凝っていてお洒落で、

ファンメイドのグッズもあるみたい。

 

ゲイの物語という解釈が出来るのではないか(高橋ヨシキ談)

変わりもののベルと、城にこもって正体不明である野獣の出会いの物語。

高橋ヨシキ

  

ジャン・コクトー版は未見。

本年、レア・セドゥが美女を演じる「美女と野獣」が公開される。

ディズニーアニメは、見たはずが、あまり覚えていない。

 

表:SFとしての人類の衰退と猿の進化、地球の支配者を巡る対立

裏:白人と有色人種の支配と対立

「戦場にかける橋」ではアジア人に支配される白人を描き、

猿の惑星」では、舞台を未来に置き換えて、

猿(有色人種の隠喩)に支配される白人を描いたもの。

水道橋博士

 

猿はユダヤ人の暗喩でもある。

猿の惑星」1作目は優れたSFだと思うが、続編以降は未見。

ジェームズ・フランコの方は見たけれど、

なんかこう、細かいあらすじ(矛盾)みたいなお話だった。

 

私にとってチャールトン・ヘストンは、いつも服を着ていない人だ。

 

  • 愛とセックスとセレブリティ(2009年)

当時、実生活でデミ・ムーアと恋人だったアシュトン・カッチャーが、

映画でも、年の離れた女性と付き合う若いジゴロの役を演じている。

私生活と作中の関係を敢えて重ねて見せている

同様にウッディ・アレンは、実際の恋人を映画の主人公に起用した

ダイアン・キートンの「アニー・ホール」(1977年)や

ミア・ファローの「ハンナとその姉妹」(1986年)がある。

ウッディ・アレンは、後にミア・ファローの娘と結婚しており、

現実の方が映画を超越したような結果となっている。

湯山玲子

  

ウッディ・アレンは映画人としてはとても才能豊かな人なのだが、

パートナーの遍歴を見ると、ミューズをそのまま恋人にしてしまう、

仕事と私生活を分けられないタイプで、情は薄いような気がする。

 

ジョーカーを演じているヒース・レジャーは、

過去に同じジョーカーを演じたジャック・ニコルソンから、

「この役は気をつけろ」という助言を受けており、

映画公開前に、薬物中毒で逝去した。

ジョーカーは物語全体の二面性を象徴している。 

湯山玲子

 

 この話は今更感はあるが、「ダークナイト」は本当に語りたがる人が多い気がする。

個人的には好きでも嫌いでもない。

 ヒース・レジャーの死は悲劇ではあるが、

薬物中毒では起こるべくして起きた死ではないかと思う。

 

  • エクスペンダブルズシリーズ(2010年、2012年、2014年)

俳優以外に、3作とも格闘家が出演しているが、

全部に出ているランディ・クトゥーアは、

過去に軍歴があり、武器の扱いに関するアドバイザーでもある。

シリーズ3作とも出演を果たしている。

 (高橋ヨシキ)(水道橋博士

 

  • ロッキー(1976年)

スタローン主演ということで、ロッキーを紹介。

ラストで判定負けをしているが、

同時期にスタローンがテレビで視聴した、

モハメド・アリとチャック・ウェプナーとの試合を元にしていると言われている。

当時無敵のチャンピョンであったアリに対して、

負けが決まった噛ませ犬と言われたウェプナーは、

最終ラウンドまで戦い抜き、判定負けをしている。

水道橋博士) 

 

全部で5作あるロッキーシリーズ、全て未見。

なんとも言えないが、「エイドリアーーン」は知っている。

 

主演のホリー役は、もともとマリリン・モンローにオファーがあったが、

製作陣からモンローは好ましくないという声があり、

結局、オードリー・ヘップバーンが主演になったと言われている。

主人公は玉の輿を狙う娼婦なのだが、オードリーが演じることで、

上品な雰囲気の物語に仕上がっていると言えるだろう。

湯山玲子

 

オードリーは雰囲気やイメージを大切にしており、

自分のイメージに合わないと判断すれば、

どんな有名監督であっても、オファーを断っていたという。

その成果はあったと言えるだろう。

亡くなって20年経ち、オードリーは永遠の妖精になった。

私はオードリーも、オードリーの映画も大好きだ。

子どもでも楽しめる。

オードリーの映画をきっかけに、

古い白黒でも、面白い映画はたくさんあることを知った。

 

映画そのものよりも、ファッションアイコンとして、

今もなお支持されている。

オードリー・ヘップバーンよりも、強い影響力を持つのではないか。

 (湯山玲子

 

オードリーもファッションアイコンだが、

BBこと、ブリジット・バルドーの方が現役感が強い。

真似したい気にさせるが、腰の細いバルドーだからこそのコーディネートは、

真似するとやけどするので要注意。

 

ほのめかした裏ストーリー

映画の中で、この後に起こる出来事を仄めかすシーンがある。

以下、各映画で、冒頭から序盤のシーンが、後の展開を示唆している個所。

 

  • シャイニング(1980年)

ホテルの廊下に置いてある黒いテディベアが

赤いジャンパーを着ているシーンと、

黒人のハロランが同じ場所で斧で殺されるシーン。

 

登場人物が色の名前となっており、一人裏切り者がいる。

パステルカラーのボトルが並んだシーンでは、

裏切り者の名前と同じ色のボトルが、

他のボトルから離れて置かれている。

 

冒頭にわからない言葉で警告をする男は、

ノルウェー語で「この犬は化物だ」と言っている。

 

ノルマンディ上陸の場面で、

ドイツ語で降参する兵士を殺すシーンがあるが、

彼はドイツ人ではなく、

チェコ語で「私はドイツ兵ではない。殺さないでくれ」と言っている。

やっぱりひどい話だ。

 

感想

 番組内でも言われていたが、見ればわかることも多い。

こうした一覧を作るのは結構時間がかかる。

発言内容の確認や、映画の公開年など、一応調べるので、

なんだかんだで三日もかかってしまった。

そうこうしているうちに、スティーブン・キング氏が、

またもやキューブリックの「シャイニング」について発言があったようである。

ただ、キングがどう思おうと、この映画にはファンがいるんだよねえ。

 


スティーブン・キング、キューブリック版「シャイニング」をまたしても批判 : 映画ニュース - 映画.com

 

キングの小説の映像化は微妙なものも多いしねえ。

*1:引用箇所は、番組内での内容をまとめたもの。 

*2:引用最終段の括弧は、この映画を紹介したキャスト 

間が空いたけど。

久しぶりにDVDを借りていたら、返却間際に一気見することになってしまった。

映画館で観たい映画も一気に公開されているが、なかなか行けないでいる。

 

今月見たい映画。

1.エクスペンタブルス3

   心も体もリフレッシュ。楽しい大爆発の時間だよーー。な映画。

   今回は、ハリソン・フォードや、アントニオ・バンデラス

   メル・ギブソンらが登場し、ますます男祭度アップで、

   頭空っぽで是非見たい。

 

2.インターステラー

   ノーランがもったいぶっているおかげで、前情報は限られているが、

   既に賛否両論との話。

   そうと聞いたら見ないわけにはいかない。

   「ゼロ・グラヴィティ」と「マン・オブ・スティール」に似た予告編。

   (音楽とか、映像の感じとか)

   マシュー・マコノヒーって、20年くらい前からぼちぼち見ているのに、

   劇場で見たのは「マジック・マイク」だけなのよね。

   「評決のとき」のDVDレンタルがないのだけれど、

   うちの近所だけかな。

 

3.フューリー

   戦争映画好きとしては、これは見ないわけにはいかない。

   300人のドイツ兵に対して、たった一台のシャーマン戦車で立ち向かう、

   って、「300」の縮小版みたいな煽りだな。

   予告編では、1945年5月というテロップがあったから、

   ドイツの負けがほぼ決定的になってきた終戦間際という設定らしい。

   撮影に使われたシャーマン戦車が、当時使われていたものという触れ込みに、

   我が家ではものすごくウキウキして待っている。

 

4.ホビット 決戦のゆくえ

   12月だけど、そわそわして待っている。

   IMAXで2回は見るつもりだ。

   うしし。

 

一週間に1本くらいの割合で見ないと間に合わない。

楽しいやらあわただしいやら。

 

最近、「ダイバージェント」をレンタルで見たので、

今度、感想を書きたい。

Minionsが2015年の夏公開。


Minions - Official Trailer (HD) - Illumination - YouTube

 

アニメ映画「怪盗グル―の月泥棒」と「怪盗グル―のミニオン危機一髪」の

スピンオフ "Minions"の公式トレイラーが11月3日にリリースされた。

2015年7月劇場公開予定。日本でも公開してくれるかな。

楽しみ(´∀`*)ウフフ

 

ついでに、アメリカでは、ホリデーシーズンに向けて、

DVDが再販されるそうで、中身は同じみたいだが、

おまけにミニオンのオーナメントが付くらしい。


Despicable Me - Limited Edition Holiday Gift Set on DVD | Trailers, bonus features, cast photos & more | Universal Studios Entertainment Portal


Despicable Me 2 - Limited Edition Holiday Gift Set on DVD | Trailers, bonus features, cast photos & more | Universal Studios Entertainment Portal

 

月泥棒の方は、Dave、ミニオン危機一髪の方はCarl。

両方欲しかったら、また買えとそそのかしてくる。

Amazon.co.jpでも、3Dのセットが発売されるしねえ。

限定版でなくても3Dを見られるようにしてくれるのはありがたいけど、

個別には売ってくれないらしい。

商魂たくましくて結構なのだが、ちょっと困る。

アニメ映画ベストテンを上げてみた。

アニメ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! <アニメ映画ベストテン受付中>

 

ワッシュさん恒例の映画ベストテン、

今年は、零細とはいえブログを再開したことだし、

今後も継続するためにも、企画に参加です。

 

 1.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009)

 2.GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊(1995)

 3.地球へ・・・(1980)

 4.風の谷のナウシカ(1984)

 5.ドラえもん のび太の魔界大冒険(1984)

 6.さよなら銀河鉄道999ーアンドロメダ終着駅ー(1981)

 7.銀河鉄道の夜(1985)

 8.機動警察パトレイバー The Movie(1989)

 9.AKIRA(1989)

10.世界名作童話 白鳥の湖(1981)

 

1.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

唯一の2000年代になってしまったが、

最近では一番好き。

旧劇場版も劇場で見たけれど、まさか、エヴァで気持ちいいと思うとはね。

エヴァも、ミサトさんもカッコ良いし、

シンジもレイもアスカも可愛い(*´∀`*)

 

2.GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊(1995)

当時、原作コミックスも知っていたし、

アップルシードも知っていたけれど、別に、それほど注目してはいなかった。

カッコよさにしびれた。

オープニングから、草薙素子登場までのシーンが大好き。

見てすぐに、サントラCDを買いにタワーレコードに行った覚えがある。

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3.地球へ・・・(1980)

原作は竹宮惠子で、1978年に星雲賞受賞し、

2007年には、テレビシリーズアニメにもなった。

人類は、住めなくなった地球を離れ、

自然出産が無くなり、全ての情報が管理された時代、

超能力を持った人々ミューと、持たない人々との戦いと和解の物語。

少女マンガSFの金字塔だと思う。

ソルジャー・ブルーがジョミーに後を託すシーンは何度見ても切なくなる。

竹宮惠子氏は、現在、京都精華大学学長。

つい先日に紫綬褒章まで受章され、すっかり偉くなってしまった。

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4.風の谷のナウシカ(1984)

ジブリの看板アニメとして有名になったが

当時は、鳴りもの入りという程ではなかった気がする。

初めて映画館で見た時は、ストーリーがよくわからなかったが、

火の七日間の設定が怖かった。

当時は、冷戦が終わっていなかったこともあり、

米ソの核爆弾によって、

火の七日間のような戦争が起きるのではないかと本気で怖かったのだ。

一方で、メーヴェで颯爽と空を飛ぶナウシカがかっこよくて好きだったし、

もちろん他の飛行機が出てくるシーンも好きだった。

今でも好きなアニメ映画だが、

子どもの頃見たような高揚感を、すっかり感じられなくなってしまった。 

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5.ドラえもん のび太の魔界大冒険(1984)

藤子・F・不二雄原作の大長編まんががある映画はどれも好きだが、

私の考える一番は魔界大冒険だね。

ドラえもんのび太が石になってしまうところが怖くて好き。

あと、石ころ帽子で散り散りになっていくところとか。

ドラえもんでありながら、秘密道具ではなく魔法を使うのも良い。

もしもボックスの素晴らしい使い方である。

 

 

6.さよなら銀河鉄道999ーアンドロメダ終着駅ー(1981)

マンガやテレビアニメ版より、少し成長した星野鉄郎が、

メーテルを訪ねる旅の中で、少年から大人になっていく物語。

これも、何度見たことか。

特に、中盤、惑星メーテルで、ミャウダーと出会うところが好き。

主題歌も大好き。

 

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エンディングテーマの「SAYONARA」も好き。 


さよなら銀河鉄道999 ED -SAYONARA- HD - YouTube

 

 

7.銀河鉄道の夜(1985)

宮沢賢治の小説を原作にして、

ますむらひろしの猫によるジョバンニとカンパネルラの物語。

監督は杉井ギサブロー、音楽は細野晴臣

白鳥ステーションで降りるところが大好き。

ブルーレイ化がとっても嬉しい。 

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8.機動警察パトレイバー The Movie(1989)

パトレイバーと出会ったのは、連載もとっくに終わって、

アニメも映画も全部終わってから。

映画はマンガを全部読んでから見た。

主人公と言えるような中心的人物がおらず、

姿も声もない帆場が主人公のようなものだ。

後藤警部補と松井刑事のやり取りと一連の謎を巡る捜査過程が面白くて好き。

GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊」と同じく、

監督と音楽は、押井守&川井憲次

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 9.AKIRA(1988)

好き、とはちょっと違うかもしれない。

私は個人的に多大な影響を受けた作品である。

どうやら、世界中で影響を受けた人がいる模様。

何度も見たわけでもないし、かっこいいとは思わなかったけど、

一度見ただけで一生忘れない。 

AKIRA 〈Blu-ray〉

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 10.世界名作童話 白鳥の湖(1981)

ソフト化されていないが、テレビ放映したときのビデオ(しかもベータ)を

何度も何度も何度も見た。

ストーリーは、バレエの白鳥の湖と基本同じ。

音楽もチャイコフスキー白鳥の湖でドラマチックに使われている。

キャラクターデザインは、いがらしゆみこ

「キャンディキャンディ」の絵の方である。

オデット姫が可憐で可愛らしい。

白鳥になって飛び去るシーンとラストが好きだった。

ジークフリート王子の声が志垣太郎でオデット姫の声は竹下景子だったのは、

さっき、ウィキペディアみて知ったΣ(゚д゚)

是非是非ソフト化して欲しい。


El Lago de los Cisnes 1981 (Español Castellano) - YouTube

YouTubeにスペイン語吹き替え版があった。

 

世界名作童話 白鳥の湖 - Wikipedia

 

以上。

 

 

劇場公開されたものではないので、外したが、

雲のように風のように」(1990)もすごく好きな長編アニメである。

 

こうして見ると、80年代日本アニメが多く、

音楽も合わせて気に入った作品が多い。

アニメは実在しない世界を描くからこそ、音楽の役割がとても大きいのだろう。

 

他の人のトップテンを見ているのも面白いもので、

自覚していなかった自分の好みがふとわかったりもする。

私の場合、少女マンガ好きで、抒情的なSFを好むらしく

ガンダム宇宙戦艦ヤマトは思いつかなかった。

そもそもヤマトは見ていないし。

でもガンダムエヴァは上位だろうな。

 

ワッシュさん、統計取るのも大変かと思いますが、楽しみにしています。

 

神田古本まつりに行ってきた。

第55回 東京名物神田古本まつり 開催 - BOOK TOWN じんぼう - イベント情報 [2013年10月26日(土)~11月4日(土・祝)]

 

神田古本まつりは例年楽しみにしていたのだが、

ここ数年はご無沙汰で、足が遠のいていた。

 

神保町界わいは、近隣に用事があったついでに立ち寄ったりはしていたが、

ゆっくりと店をはしごしたり、食事を取ったりして、

一日を過ごしたのは本当に久しぶりだった。

10年前だったか、古本好きで出不精の父を連れ出して、

両親と私の三人で行って以来かもしれない。

父が他界して既に3年経つ。

あまり遠出をしたがらない父だったが、

古本屋さんがたくさん並び、

千円もしない本がたくさんある中を、

ただ、買いもせずに眺めているだけでも楽しかったようで、

事あるごとに、話題にしていた。

本当に連れてきて良かったと思ったものだった。

 

今年の1回目はまず平日。

晴天だったが、人出はそこそこ。

靖国通り沿いの青空掘り出し市を漁る。

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青空掘り出し市。今回は水木しげるの本が多かった気がする。

 

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靖国通りの向こうから三省堂側を眺める。

駿河台下交差点から、白山通りを挟んで専大前交差点まで続く。 

 

ゆっくり眺めて、靖国通りを往復した。

お祭り中ということで、店内のものも割引してくれているお店もあった。

平日なので、サラリーマンのランチ向けのお店は混んでいたので、

カフェテラス古瀬戸で岩海苔入りのサンドイッチを食べる。

ちょっと薄暗くてゆったりできるのが良い。

神保町喫茶店&カフェ「ギャラリー喫茶店 古瀬戸(こせと)」 - ナビブラ神保町

 

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古本以外も売っている。

これは蒐堂のこけし

蒐堂 - BOOK TOWN じんぼう

 

久しぶりに神保町古本屋界わいを歩いてみたが、

昔から変わらないお店もあれば、

無くなってしまったお店もあるし、新しいお店もあった。

何となくだが、お洒落なお店が増えたように感じた。

 

2回目は連休の日曜日。

当初の週間予報では雨だったが、予報が変わり、朝から晴れた。

午後から曇ってきたが、本を見るには、少し曇っているくらいでも問題ない。

秋葉原万世橋から御茶ノ水を経由し、神保町に向かう。

 

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手前の橋はJR中央線、奥の低い橋が丸ノ内線、さらに奥が御茶ノ水の聖橋。

 

1日(土)が雨で、すずらん通りのワゴンセールやらイベントが

中止になったせいか、翌2日(日)は例年より混雑していた。

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すずらん通りの得々市は11月の3連休だけの開催。

出版社や書店が出店がずらりと並ぶ。

アウトレット品やサイン本、関連グッズが手に入る。

早川書房は行列が出来ていた。

行列が出来ているのは初めて見た。

 

たくさん人がいたようでいて、不思議と静かな祭である。

三連休はジャズバンドもあったが、

それ以外に大きな音を出すようなイベントはない。

靖国通りでは音楽もかかっていないし、大きな声で話す人も少ない。

みんな、うつむき加減に背表紙を見ている。

誰かと目を合わせることもなく、飲み食いしながら歩く人も見なかった。

そもそも、本を眺めるのに食べ物は邪魔である。

 

すずらん通りからさくら通り、靖国通りと半分くらいまわったところでお昼。

飲食店は狭くて席数が少ない店も多いが、

チェーン店もあるし、ちょっと移動すれば、たくさんお店はある。

三連休に限れば、お祭りで屋台も出ているので、

露天で食べるのも良いかと思っていたが、

結局、さくら通りのタイ料理屋2階のシンガポール料理店で食べた。

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海南チキンライスのミニサラダとスープ付。900円だったかな。

休日価格でないところが良かった。

ここ、以前はブラジル料理店だったよなあ。

 

もっと若い頃は、飲まず食わずで、何時間もウロウロしたもので、

スターバックスタリーズもあるけれど、

その一杯で、本が買えると思うとなかなか入れなかった。 

最近は、すぐに休憩したくなる。

 

午後、物色再開。 

何となく欲しいかなーくらいで、

本棚を眺めているだけでも楽しいのだが、

やはり、欲しい本が見つかってしまった。

買わないと次は無いだろうし、かといって、

気になる本全部を買えるわけでもない。

この決断が楽しくて辛い。

 

映画のパンフレットや図版、文庫本など、お宝を抱えて帰路。

ずっしり重い。

 

来た時と同じように秋葉原経由で帰った。

秋葉原は一部歩行者天国を開催していたが、

過去の事件の影響か、警官やパトカーが多かった。

外国人観光客が多いのは今に始まったことではないが、

最近は、外国人のスタッフも増えたように感じる。

デューティフリーショップでは、以前からいたが、

いわゆる萌えとかホビー系のお店のスタッフでも、

明らかに日本人以外のスタッフが接客している。

 

アキバ系は、国境も人種も言葉も超えているのだな。

 

街全体に「アキバっぽいもの」が溢れているが、

具体的に今何が流行っているのかはよくわからなかった。

 

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レッド・オクトーバーを追え」(1990年)と

インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」(1984年)のパンフレット。

 2冊で108円也。

 

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 他、得々市の本の雑誌社で、新刊本のサイン本を2冊、

小宮山書店店頭で1冊、古書センター前ワゴンで1冊を購入。

私より、夫の方が収穫があったようだ。

 

問題は置く場所だったりする。

来年も行こう。

チューリッヒ美術館展に行ってきた。

先週だが、六本木の国立新美術館で開催中のチューリッヒ美術館展に行ってきた。

芸術の秋、と言わんばかりに、都内各所で大型企画展示会開催中だが、

このチューリッヒ美術館展は、西洋絵画の近現代史を大まかに眺めるには

とても良い展示会だったと思う。

 

19世紀末から20世紀初頭を中心に、西洋絵画史の潮流の重要な作家、作品が

時代を追って展示されており、順を追って変化がつかめる。

分かりづらいといわれる、フォービズム、キュビズムシュルレアリスムも、

大家の作品を揃えており、飽きさせない。

特定の時代を掘り下げたり、ある作家を中心に扱う特別展も良いが、

流れを汲みとるにはこれくらいが良いのかと思う。

 

ヨーロッパは18世紀の産業革命によって、

価値観の中心が、宗教から産業に以降し、

芸術も、教会や国からの保護が無くなり、自由で不確かな時代に入る。

19世紀末には、写真が広まり、映画が発明されたことで、

見たものを写し取ることの意味は変わり、絵画は大きく変化せざるを得なくなった。

ときに世紀末。厭世感と終末観が漂う。

20世紀前半は、二度の長く悲惨な戦争を経て、「国家」に振り回され、

人間の善良さを信じられなくなった。

そして、経済中心の思想による世界の分断で、

芸術家自身の居所もさらに不確かなものとなる。

今の時代も後から振り返れば激動の時代となるのかもしれないが、

やはり19世紀末から20世紀半ばまでのヨーロッパは、

大きな価値観の転換点だった。

 

20世紀に入り、芸術家の使命は神ではなく自ら与えられるようになる。

「私の見た世界」をどう表現するか。

その変遷と今に至る道筋を見た。

 

一枚の絵に、複数の視点を持ち込んだり、

極限まで細部を切り落として幾何学的に物を表現しようとした

セザンヌマティスピカソのような画家は、

今の時代にいたら、GoProつけて動画投稿してるのではないだろうか。

 

お土産のクッキー缶。今回の展示会、フォントがすごくかっこいい。 

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中のクッキー。良い。

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なお歴史や芸術に関する記述は、すべて私の私的な考えであります。

 

予定外のサヨナラ。

ランニンググローブを片方落としてしまった。

ちょっとヨレっとしていたが、もう少し使いたかったのに、

勝手にサヨナラしてしまった。

多分、スーパーで買い物している時に落としたのだろう。

 

餃子買おうか、メンチカツにしようか、

もっとカロリー抑えめの方が良いかな、とか

ご飯もコシヒカリじゃないし五目御飯にしようかな、とか

そんなことで頭いっぱいだった。

 

(´・ω・`)ショボーン