サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

めりくり

お久しぶりです。

今日は27日ですが、改めて、めりくり。

皆様如何お過ごしでしたでしょうか。

今年の暦では、24日は平日、しかも週のど真ん中の水曜日。

25日ももちろん平日。

当たり前だが。

すなわち、

年末の平日の一日二日として扱われている事そのものが、

日本と言う国家が、クリスマスを無視している証拠に他ならないのである。

一方、根拠は曖昧であるにもかかわらず、2月11日は建国記念日と言う祝日であり、

8月中旬になれば、死人=ご先祖様をお迎えするため、子孫も帰省するので、

日本全体がお休みモードになってしまうのである。

日本って不思議な国ですね。

さて、各家庭によってクリスマスの過ごし方は様々であると思われるが、

何故か、我が家では、毎年ケンタのクリスマスバーレル&赤飯と言う

謎のメニューを家族全員で囲むことになっている。

そのためだけに実家に帰る私。

ケンタを買う理由は、気分&準備が楽だから、なのだが、

赤飯の意味が今ひとつわからない。

母自身よくわからないけど、炊いている。

何か目出度いのであろうか。

家族の誰もわからない。

我が家の家訓、と言うものでもないが、家風は現実主義。

私自身、サンタクロースを信じたことは無い。

どのような家庭環境で育つと信じるのか、未だ不明である。

去年も、つい最近も、同じようなことを書いた覚えがあるようなないような、

とにかく、毎年、不思議なのである。

多分、子どもの頃は、

6月と12月はボーナスが出るので、

私もおこぼれをもらっている、と言う感覚であったと思う。

少し成長してからは、欲しいものが高価になり、

クリスマスプレゼントの枠では足りなくなったため、キャッシュでもらうようになった。

中学に上がると、定期試験で100点取れたら1万円と言う制度が出来た。

(確か提案したのは私だ)

試験勉強にも熱が入るものである。

どうやら普段の小遣いは一般的な家庭より少なかったようであるが、

普段の小遣い+努力次第で、欲しいものを買えるようになったのであった。

今思うと、お金で釣って勉強させるというのは、

ちょっと危ない感じがするが、概ね一科目くらいは100点取ってきたので結果オーライ。

試験が終われば、ファミコン&マンガ解禁。

TVアニメは試験中でも見る。

試験前以外は勉強しない。

出された宿題もしない、当然教科書も持ち帰らない。

おかげさまで、良い子にしてないとプレゼントはもらえない

などと考えたこともないまま大人になってしまいました。

兄はどう思っていたのかはわからないが、

保育園の先生に、「ボーナスで買ってもらった」と言って笑いを取ったくらいなので、

サンタは信じていなかったと思われ。

当然、元凶は親である(特に父だ)。

父は、子ども(兄と私だ)に、根拠のないトラウマを植え付けたが、

メルヘンを与えると言うことを思いつかなかったようだ。

ふと幼少の頃を思い出せば、

潮干狩りに行ったときには、

私に小さな蟹を見せて、「ほら、挟まれるぞ~~」と大泣きさせ、

ある大雨の日には、

雷が鳴る度に、「へそを取られるぞ~~」と兄を脅し、

とにかく子どもをビビらせては面白がっていたようだった。

母は傍観するのみ。

というか、母は母で、

子どもがよくやる大人を困らせる質問を、適当に即答していたような気がする。

例1 電車にて。

 私:ねえねえ、あのお城みたいなのは何?

    (ラブホを指して)

 母:連れ込み宿よ。

    (今ひとつしっくりこないが何となく分かった私)

  ※このネタ、以前書きましたね。

例2 スーパーにて。

 私:ねえねえ、黒豚とか、和牛ってどうして値段が違うの?

 母:気分。大切なのは部位と量。

   カレーにするか、しょうが焼きにするか、でどの肉にするか決めるの。

   でも一番重要なのは、値段。

例3 某駅のホームにて

 私:ねえねえ、あの電車乗ったことないけど、どこ行くの?(別のホームの電車を指して)

 母:私たちには関係ないわ。(単に知らなかっただけ)

もちろん、サンタさんっているの?と訊ねたことはない。

てなわけで、

時折、電車の中で、子どもの「あれなあに?」攻撃に瀕している親御さんを見かけると、

思わず、こう言いたくなるのです。

「言い切っちゃえば適当で大丈夫!後々自分で気付くから。」

サンタさんを信じさせたい親の気持ちもよくわかりませんが、

サンタさんの存在を信じさせても、させなくても、

子どもは勝手に大人になります。

良いオトナになるかは別問題。

今日の一言。

最近、伊藤理佐がマイブーム。

親近感感じている場合ではありませんが、

妙齢なのは確かです。