サマリタン

映画、本、毛糸もろもろ。

2014-09-13

この間行ってきた『エヴァンゲリオン展』について書こうかと思ったけど、

ながーくなりそうなので、それは改めて。

 

さて、ランニングを始めて1年と半年くらい経つ。

週に3回から5回走っている。 

最初は3キロも走れなかったが、徐々に5キロ、7キロとのびて、

今年の冬には14キロくらい走れるようになった。

7月からは暑くなったので距離を抑えて10キロくらいにしている。

驚きである。 

あらゆる学校生活で、他の追随を許さない鈍足であった私が、

高校を卒業して十数年(もっと経っているか)、

自主的に毎日のように走るとは思ってもいなかった。

もともとは体力向上を兼ねた減量が目的であったが、ここまで続くとは意外である。

(減量の効果はあまりないようだが) 

 

俊足であることは、小学生や中学生くらいだと、様々な場面で有利だ。

私は鈍足だったので、出来るだけ人前で走りたくなかったし、

体育祭やマラソン大会は大嫌いだった。

遅いことそのものより、すぐに息切れしてしまって、走り方も格好悪くて、

ものすごく恥ずかしい気がしたからだ。 

クラス単位で競う場合は足を引っ張ることになるので、さらにいたたまれない気持ちになる。  

小学生にとっては、算数や国語が出来てもあまり評価されない。

目に見えて分かる優秀さが人気者の条件となる。

中学生になると、容姿も大きな要素になるが、成績の良さより、

ノリの良さというか、面白いことを言えるかが大きかったように思う。

 

「女子校だと男子生徒の目線を意識しなくて済むのが良い」という話をちょいちょい聞くが、

男子が女子をからかったりするのは、むしろ思春期真っ盛りの中学生なのではないだろうか。

体の変化も大きい時期でもあり、変化する自分自身にも戸惑いながら、

さらに、それまでさほど違いのなかった異性もまたどんどんと変わっていくのを目の当たりにするのである。

当然、バリバリに意識するので、緊張してしまい、攻撃的になってしまったり、

コミュニケーションが一方的になりがちで、背伸びもする。 

そうしてぶつかり合いながら大人になるものでもあるが、

この時期に負った傷はその後に大きな影響を残すことも多い。

その傷も、思春期後期を過ごす高校次第でもある。

 

私は公立の男女共学の高校に行ったのだが、高校で初めて、

足が遅くても、美人でもなくとも、ノリが良くなくても、居心地悪いと感じることは無くなった。

異性の目線を感じることも少なかった。

今思い出そうとしてみても、高校生の頃の同級生の半分は男子だったはずが、

ほとんど覚えていないくらい空気だった。空気。

道ですれ違ったり電車やバスで一緒に乗っている男性と同じ。

一方で、成績が良い子は一目置かれていたし、 

将来を考えて、きちんと目標を持って勉強していることが偉いと思っていた。

一方で、足が遅いことも、それほど恥ずかしいことではなくなってきたし、

美人は羨ましかったけれど、そうでなくても、まあ、しょうがないか、くらいに思えた。 

中学生のころは学校がいやでたまらないものだったが、高校ではそういうことはほとんどなかった。

 

小学校中学校での足が遅いというコンプレックスは強固なものだったが、

こうして自分の意思で走るようになるくらいに

軽くなってきたのだなと実感する。

それにしても、未だに遅いことに変わりはないのだが、

どうしたらもう少し速く走れるようになるのだろうか。 

 

 

 


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こういうのを着て走ってます。

スティーブ(キャプテン・アメリカ)もおそろいだよ(・∀・)